コマンドプロンプトの実行結果をテキスト出力する方法

コマンドプロンプトで実行したコマンドの結果を外部出力したい場合ってありますよね。表示された内容をコピー&ペーストしても良いですが、もっと簡単に出力する方法があるんです。今回は、コマンドプロンプトの実行結果をテキストファイルに出力する方法をシェアします。

Yukishi log 的まとめ

📝 「>」で新規ファイル作成してコマンド結果を出力

📄 「>>」で既存ファイルに追記して履歴を残す

🔧 トラブル対応時の情報取得に威力を発揮

タスクスケジューラと組み合わせで定期監視も可能

💻 コピペより確実で文字化けのリスクなし

実行結果をテキスト出力する2つの方法

実行結果の出力方法は「新規ファイルへの書き出し」、「既存ファイルへの追記」の2種類です。ほとんどの場合は新規ファイルへの書き出しで事足りますが、定点で自動実行させた結果を記録したい場合などには追記型で出力したほうが良いでしょう。

📊 使い分けのポイント

新規ファイル(>): 一回限りの情報取得、トラブル対応時

追記(>>): 定期監視、ログ蓄積、推移記録

新規ファイルに実行結果を出力する

トラブル対応等で機器設定情報を取得する場合などには、この方法が一般的。ipconfigコマンドの結果をテキストファイルに出力する場合は下記のようになります。

新規ファイル出力の基本構文

構文: コマンド > ファイル名

例: ipconfig /all > c:\result_ipconfig.txt

DOSコマンド
REM コマンド実行結果を新規ファイルに書き出す例
ipconfig /all > c:\result_ipconfig.txt
💡 活用例

🔧 システム設定情報の取得

🗂️ ディレクトリ一覧の出力

🔍 エラーログの抽出

📊 システム情報のレポート作成

既存ファイルに実行結果を追記する

「AAA.txt」というファイルの容量推移を定期的に確認してファイルに記録したい場合には、「>>」の後にファイル名を記述することで追記していくことが出来ます。

追記出力の基本構文

構文: コマンド >> ファイル名

例: dir AAA.txt >> c:\result_file_size.txt

作成したバッチファイルをタスクスケジューラに登録して実行させることで定点でファイルサイズ量の推移を記録することが出来ます。

DOSコマンド
REM コマンド実行結果を既存ファイルに追記する例
dir AAA.txt >> c:\result_file_size.txt
⏰ 定期監視での活用

📈 ファイルサイズの推移記録

🔄 システムリソースの定期チェック

📝 エラーログの継続記録

📊 パフォーマンス監視データの蓄積

実用的な活用例

トラブル対応時の情報収集

systeminfo > c:\systeminfo.txt

netstat -an > c:\netstat.txt

tasklist > c:\tasklist.txt

定期監視用バッチファイル

echo %date% %time% >> c:\monitor.log

dir c:\important\ >> c:\monitor.log

echo ---- >> c:\monitor.log

注意点とコツ

⚠️ ファイルパスにスペースが含まれる場合はダブルクォートで囲む

📁 出力先フォルダが存在しない場合はエラーになる

🔒 管理者権限が必要なコマンドは権限昇格して実行

📊 日時情報も記録したい場合はechoコマンドと組み合わせる

まとめ

実行したいコマンドの後ろに「>」または「>>」を付けるだけで、簡単に結果をテキストファイルに出力できます。

覚えておきたいポイント

📝 「>」新規ファイルに書き出し

📄 「>>」既存ファイルに追記

🔧 トラブル対応時の情報収集に便利

定期監視・ログ蓄積に活用

💻 コピペより確実で効率的

システム管理やトラブル対応の現場では、この方法を知っているかどうかで作業効率が大きく変わります。ぜひ覚えて活用してみてください。

としゆき

コマンドの結果をコピペするより、ファイル出力の方が確実で文字化けのリスクもありません。定期監視にも使えるので覚えておくと便利ですよ。
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