動画形式のeラーニングサービスUdemyで公開されている「米国MBA教授が教える:企業からIPOまでMBAのすべて」という講座を受講した感想をシェアします。
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受講した講座
参考 米国MBA教授が教える:企業からIPOまでMBAのすべてUdemyこの講座は延べ約7.5時間あります。通勤時の電車内で見続け1週間で終えることができました。1日あたり通勤時に1時間ほど講義を受講、講義の中で紹介されるリンク先の情報閲覧などを自宅で消化していって、約1週間を費やしました。
定価24,000円のお高い有料コースですが、頻繁にディスカウントされていて1,500円前後で受講できる場合が多いです。
としゆき
修了すると証明書が発行されますよ。
この講座で感じたこと
会社の立ち上げから資金調達、キャッシュフロー、株式公開など、MBAで教わる基本的なトピックを学べることは勿論ながら、実践的なケーススタディだけではなく、歴史的な背景も知識として紹介された点が最後まで飽きずに続けられた。
Master of Business Administrationの略。日本語で経営学修士を指し、経営学を修めたものに対して授与されることのある専門職学位。英米圏においては実務経験(AMBAは3年と規定)を有する社会人を対象としたマネジメントプログラムを提供するビジネススクール(経営大学院)、日本においては大学院(修士課程または専門職学位課程)が、経営学修士を授与する。
この講座、元々は米国の受講者向けに作成されたものです。現在では多くの言語に対応した字幕が利用できます。日本語字幕もそのひとつ。なので、音声は英語、紹介される資料も米国向けです。
そういう点では日本国内での企業に不向きな部分も多々ありました。例えば市場調査や市場動向の参考値を求めるサイトとして紹介されるサイトは米国市場をターゲットにしたものだったりします。それでも、ビジネスの基本的な考え方は世界共通なので学んでおいて損はないです。
講座内でスライドを用いた説明が行われる場合があります。残念なことにスライドには字幕が付きませんでした。ただ、スライドで使われている英単語は中学校で習うレベルの英単語。スライドを見れば感覚で理解できると思います。
歴史的な経緯にも触れられている点。これは評価できます。例えば、起業にあたりベンチャーキャピタルから資金調達する方法に関する講義では、ベンチャーキャピタルが生まれた歴史的な経緯について冒頭で紹介されます。「なぜそれがあるのか」という点に触れられているのは頭に入りやすく感じました。
講義を視聴して理解(覚えた)気になっている点が、実は理解できていなかったという事がないように、各章(クラス)末に確認テストが設けられています。章によっては内容が難しいこともあります。
実際、何度か聞き直した章もありました。好きな部分だけ何度も受講できる点もリアル講義とは違うメリット。自分の理解度に合わせて進められますし、興味のある章を先に消化することもできます。
終わらせた講義にはチェックマークがつくので、少し増えていくチェックマークで達成感も味わえます。
講座の概要
講師はアメリカのMBA教授経験者クリス・ハローン氏。ゴールドマンサックスやベンチャーキャピタルなどで実務経験が豊富な人物。起業からIPO(上場)までの間に必要となる起業家としての心構えや企業経営に必要なファイナンス (資本政策)に関する講座を開設しています。
としゆき
この講座は、Udemyで公開されているビジネスコースで一番人気の講座。
- 7.5 時間のオンデマンドビデオ
- 4件の記事
- 30個のダウンロード可能なリソース
- 学習期間の制限なし
- モバイルとPCからアクセス
- 修了証明書の発行
合計15のクラス(約7.5時間)で構成されています。クラス名の後ろに記載されている()内の数字は講義動画の時間。数字を分かりやすく5の倍数丸めています。講義の後に確認テストがあるので、各クラス毎に5分程度追加が必要です。
- 新規事業立ち上げ(60分)
- ビジネスプレゼンテーション(25分)
- ベンチャーキャピタル:資金調達(20分)
- ベンチャーキャピタル:セキュリティ、法制度(45分)
- 投資家評価、希薄化、契約の重要性(20分)
- 財務分析(35分)
- キャッシュフロー管理(10分)
- 金融資本と証券取引法(30分)
- 財務諸表の予想(30分)
- デューデリジェンスとデータソース(20分)
- モデリングと評価額(45分)
- 新規株式公開(IPO)と評価額(30分)
- 管理分析的フレームワーク(25分)
- 代替案と転換(30分)
- 重大な過剰コンテンツ、目標管理ワークショップ(35分)