2025年1月、私は AWS Certified AI Practitioner に合格しました。この試験はAWS認定のAI系資格の中でもエントリーレベルに位置付けられ、これからAI分野を学ぼうとする方にとって最初のステップとなる試験です。
この記事では、実際に使った教材や学習方法、試験本番の感想をまとめてみました。同じ試験を目指している方の参考になれば嬉しいです。
試験の概要
AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)の主な試験情報は以下の通りです。
- 出題数:65問
- 試験時間:90分
- 形式:選択式(単一/複数回答)
- 試験会場:オンライン or テストセンター
- 出題分野:AI/MLの基本概念、AWS AIサービスの概要、ユースケースと責任あるAI
としゆき
AWS初心者でも理解できるような内容が中心でしたが、AWSのAI関連サービスを触ったことがあると理解がスムーズになると思います。
勉強に使った教材と所要時間
私が実際に使用した教材は以下の3つです。
AWS学習の王道であるAWS Skill BuilderのAI Practitioner用の学習パスを利用しました。無料で使える公式のeラーニングなので、最初に触るならコレだと思っています。全体の流れを掴むのに最適ですが、動画コンテンツが英語音声ものが混じっています(日本語字幕あります)。
試験範囲となっているAWS AIサービスの概要説明が記載されたPDFコンテンツ。通勤時間にスマホで読んでいました。本質的な理解を深めるためには良い教材だと思います。
有料コンテンツですがセール時は2000円以下で購入できます。AWS Skill Builderにも公式の模擬問題が公開されていますが、量をしっかりと消化して学習漏れがないか実力チェックしたいという方に最適。本番試験が2万円弱なので、1/10の費用で実力チェックできると考えるとコストパフォーマンスは良いと思います。
約2週間、平日1時間+休日に3時間程度学習しました。トータルで20時間程度です。AIの基礎知識があったので、AWSのAIサービスの名称と機能、得意とする分野や構成を中心に学習しました。
学習のポイント
基本的な用語の理解が試されます。定義を暗記するよりも、具体的なユースケースとセットで覚えるのがコツ。
SageMakerとRekognition、Comprehend、Lexなどの使い分けを押さえましょう。
偏りや説明可能性など、社会的観点からの設問もありました。
まとめ:これから受験する方へ
この試験は「AWSでAIを始めてみたいけど、どこから手を付ければ…」という方にとって、最初の一歩として非常に良い内容だと感じました。合格するためにハンズオンなどの学習教材に手をだす必要はなく、机上の理解で十分ではありますが、合格後に実践できる能力を身につけておくためには、サービスの特徴を身をもって体験できるように余裕があれば触っておくことをおすすめします。
- 無料教材と模試で合格は可能。
- 専門的な知識より、幅広くサービスの用途を知ることが重要。
- AWSのAIサービスを触りながら学習すると飽きずに学習できる。