メールアドレスに使える文字にルールがあるって知っていましたか?なぜメールアドレスのつけ方にルールがあるのか…なんて、技術的な話を始めると長くなるため、今回は「どんなことがダメなのか」、「こんなルールがあるのか」という点にフォーカスしてご紹介します。
メールアドレスの基本ルール
メールアドレスを決める際に、守らなければならない基本ルーツは下記の4つです。
- 利用できない文字がある。
- @の直前には英数字しか使えない。
- .(ドット)、_(アンダースコア)は2つ以上連続してはいけない。
- 最初の文字は英数字しか使えない。
ローカルルールも存在する
メールアドレスは全世界で利用されることから、基本的に共通のルールで運用されています。最近ではこの基本ルールに準じたメールアドレスしか作成できなくなっていますが、インターネット黎明期に一部の通信キャリアで上記ルールを逸脱したメールアドレスの作成が可能な時代がありました。
こんルールに外れた特別なメールアドレスが欲しい!なんて意見の方も出てくる可能性もありますが、現代ではこのルールを遵守していないメールアドレスの場合、「無効なメールアドレス」として、メールの送信や受信ができないといったトラブルが発生してしまう可能性もあるんです。
ルールに外れたメールアドレスを利用した場合、具体的にどんなトラブルが発生する可能性があるでしょうか。最近では少なくなりましたが、友人や知人との連絡にEメールを利用していた場合、自分にだけメールが届いていなかったというトラブルが発生することも考えられます。このトラブルはLINEでの連絡が多くなった昨今では発生する可能性がすくないかもしれません。
では、何かのサービスを利用するため、Eメールアドレスを登録する必要がある場合はどうでしょうか。ルールに外れたEメールアドレスの場合、空メールを送信してもサイトに登録できない、登録の返信メールが届かない、問い合わせや注文をしても相手が受信できないので返信が届かないなんてドラブルが想定されます。
ルールに外れたメールアドレスは変更しよう
メールの送受信トラブルを未然に防ぐためには、ルール準じていないメールアドレスから変更することが無難です。
通信キャリア側の処置で同じ通信キャリア間でのメール送受信は問題なく利用出来る場合もありますが、他キャリアへの送信でエラーになる可能性が高く、パソコンで利用しているアドレスへの送受信はほぼ不可能と考えてよいでしょう。
よく利用されているフリーメールの代表格であるGmailや、hotmaiは、無効なメールアドレスとの送受信は不可能になっています。
メールの仕組みをもっと詳しく学びたい方へ
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