ビジネスの場で必要とされるマナーやルール、判断のための考え方、技能など、身につけておくべき基本スキルがあります。今回は、そんな基本の心得をご紹介します。
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心得の基本は時代が変わっても不変
市場のめぐるましい変化やテクノロジーの進化など、ビジネス環境の激変を背景に、ビジネスマンが心得ておくべきことは大きく変わってきているように見えます。でも、本当にそうでしょうか。
- わきまえておくべき事柄・たしなみ(マナー・ルール)
- 的確な考え方、判断
- 技能などを身につけていること
ビジネスシーンで必要とされる心得は大きく分けて、上記の3つに分類できます。この中で時代とともに大きく変化するのは、3つ目の「技能などを身につけていること」です。
国内だけのビジネスに留まらず、グローバルにビジネスが展開する現代では、外国語や知識が必要です。また、パソコンが使えて当たり前の時代、よりITを活用する知識習得も必要です。
しかし、ビジネスマンに必要な心得は、このようないわゆる実務専門知識(テクニカルスキル)だけではありません。
一時期、テクニカルスキルばかりが注目される時代もありましたが、ビジネスシーンで重要視される能力は、対人能力(ヒューマンスキル)と、課題形成能力(コンセプチュアルスキル)の2つです。この2つの能力は近年再評価され、非常に注目を集めています。
対人能力とは、他人とのコミュニケーションをイキイキと豊かに築くことができる力のことです。この対人能力を磨くためには人間関係のベースとなるマナー・ルールを学ぶ必要があります。また、課題形成能力とは自分でテーマを見つけ答えを引き出す力のことです。具体的にはロジカルに考え、的確な判断をくだす力の事を指します。
これらの力は、冒頭の「ビジネスシーンでの心得」で紹介した最初の2つが示唆する部分でもあります。この2つの基本が押さえられてこそ、ビジネスというチームプレイの場合で、自分の力をより発揮させることに繋がっていきます。