人に何かを問い返すという行為は難しい応対のひとつです。ビジネスシーンで相手に何かを伝えるとき、「モノの言い方」で成否が決まることが多々あります。言葉の持つニュアンスの違いで、相手に与える印象が変わるからです。「モノの言い方」のストックは多ければ多いほど、状況に最適な選択ができるようになります。少しずつ、確実に増やしていきましょう。
人に反論をする場合のフレーズ7選
自分の意見が相手に誤解されていたり、理解されていなかったりした時に、「そんなことは言っていません」と口にすると角が立つ場合があります。説明をし直す前に、このフレーズを添えることで表現がまろやかになりますよ。
上司や目上の相手の意見に納得できない時、「それはおかしい」と直接は言いにくいですよね。このフレーズを使えば「自分が分からないので教えて下さい」というスタンスで反論することができます。
相手の間違いを指摘したり、反論したりする前の万能フレーズです。相手の立場に配慮して、「こんなことを言うのは本意ではないのだが」という気持ちを盛り込むことができるのです。
上司の言い分が明らかに間違っていても、そのままズバッと指摘すると角が立ちます。上司の立場に配慮して、このフレーズを添えるのがベストでしょう。このフレーズを自然に使いこなせてこと、大人の仲間入りです。
相手の認識が間違っている時、遠回しに指摘する定番のフレーズです。「少し」を付け加えることで、「そんな大した問題ではないのですが」というニュアンスを込められています。
「未熟者の私が発言することははばかられる」という、謙遜した表現です。かなり目上の人や地位の高い相手に対しての表現です。少々大げさな言い方なので普段の会話には向きません。ここぞというタイミングで使いましょう。
上司や取引先が提示した仕事の内容が、自分の把握していた内容と違う時に使えるフレーズです。このフレーズを添えることで、納得していないことを匂わせつつ、前向きに方向性や詳細を確認できるフレーズです。
反論することはネガティブとはちがう。
「反論する」というネガティブな表現にも様々な伝え方があります。主な表現を紹介しましたが、もちろん今回のフレーズ以外にも沢山の表現があります。今回の基本フレーズを使いながら、さらにボキャブラリーを増やしていくことで、どんなビジネスシーンにも臨機応変に対応できるビジネスパーソンとして成長を目指してみてはいかがでしょうか。
色々な言い方があるのですね。相手の気分を害させないことが肝心ですね。
ただ、あまりにも性格に難があるとへこませてやりたくなりますが(笑)。
エアさん。コメントありがとうございます。そうですよね。相手の性格に難があると凹ませてやりたくなりますよね。でも、そんな時は一呼吸して考えてみてください。その相手を凹ますことに何かメリットがありますか?
もし思惑通り凹ませることができたとして、残るのは自分自身の一時的な満足感や優越感みたいなものと、相手の不満感だけです。そこには次の何か繋がる良い結果があるでしょうか。一瞬の満足感を得るために無駄にパワーを割いたりストレスを感じる方がもったいないです。「また、馬鹿なことを言っているな…」と心で思いながら、サラッと対応した方が良い結果に繋がりますよ。相手への伝え方も大切ですが、糞みたいなことに真面目に相手をして自分自身にストレスを与えない方法を模索することも大切ですよ。
ドストレートに感情や意見を言ってしまうので、このようなクッション言葉を入れてからこれから話したいと思いました。意識的に繰り返し使って身につけたいです。