Amazon初売りセールで安くなっていたASUSのゲーミングノートパソコン TUF Dash F15 を購入しました。ASUSのゲーミングノートにはROGシリーズとTUFシリーズがありますが、今回はTUFシリーズのDashです。似たような形状にTUF Gamingという製品がありますが TUF Dashはより持ち運びを意識したシリーズらしいのですが、Gamingよりもハイスペックなグラフィックカードが搭載されていたりと、少し謎の立ち位置な製品。今回は、そんなASUS TUF Dash F15 FX516PMを使ってみた感想をシェアします。
- OS:Windows 10 Home 64bit(Windows 11へのUpdate可能)
- ディスプレイ:15.6型ワイドTFTカラー液晶
- CPU:Core i5-11300H
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB (PCI Express 3.0 x4接続)
- GPU:NVIDIA RTX 3060 Laptop
Amazonから外箱に直接ラベルが貼られた状態で到着しました。Amazonの梱包って過剰梱包過ぎなときと、その発送すんの?ってパターンがあるけれど、今回は後者かなという感じ。
外箱にはFX516Pの文字。購入した時に記載されていた型番はFX516PEだったはずだけど記載されているスペックは購入したものと差異はなさそう。型番末尾のEは、本体の色(ECLIPSE GLAY)を表現しているのかな…と思います。
梱包はしっかりしているので、運送時のダメージなく運ばれていそう。
天板が金属プレートっていう点が好きなポイント。プラ製品で表現できない質感や色味が気に入ったのも購入ポイントのひとつ。天板の金属プレート採用によって安っぽさは感じません。でも、使用中は見えないし、全体の重量アップの要因になっている点は気にしない。
背面は特に珍しい加工なし。メモリとSSDは追加できるみたいなのですが、全ボルトを外さないと裏蓋が外れそうにないですね。
同梱物はこんな感じ。本体、電源ケーブル、アダプタ、紙、紙、紙…。
「女子高生の53.1%が…」というチラシが入っていてブックサンダーのキャッチフレーズみたいだなーと思って開いてみたら、ウィルス対策ソフトのチラシでした。
開いてみるとこんな感じ。ゲームの移動キーによく使われるWASDのキーだけ色が反転してるデザイン。正直、キーボード面については若干の芋っぽさはあります。何年か前のデザインでは?と感じる印象。
初回起動時はWindowsの設定から。フルキーボードじゃないことは知ってたけれど、よくみたらPrint Screen(プリントスクリーン)キーがない。プレイ中のゲーム画面をスクリーンショットしたいときに困りました。キー割り当て設定で解決できまが少し面倒ですね。デフォルトではF6キー(ファンクションキー)にSnipping Toolの割り当てがありますが、一般的なゲームはPrintScreenボタンでカメラ撮影する設定になっていると思うので、ここは少しイラっとした点。
キーボードのバックライトは緑色。キーボードのバックライトが緑系なのも安っぽさを出してしまっているような気がします。変更できるかなと設定を探したけどなさそう。ASUSあんしん保証のシールがなんとなくダサい。本体に対して若干ながら斜めに貼られているのが凄く気になった。剥がせばいいんだけど、本体に貼るなら綺麗に貼ってほしい。
本体の特徴を記載したシール。これも必要なのかは謎。
Windowsの準備をしています と表示される画面で10分くらい待った。こんなに時間が掛かるものだっけ?と不安になりつつ無事に設定完了しました。
画面出力はHDMIポートとUSB-Cポートがあるので3画面(本体+外部ディスプレイ2台)まで対応できます。ノートパソコンで3画面が構成できるのは好印象。本体の画面もそこそこ大きいですが、デスクに座って使うときは外部ディスプレイがあると楽ですよね。USB3.0も3ポートあるのでポート数としては不足することは少ないかと。
FinalFantasy14 ベンチマークを走らせる
購入目的のひとつに、こたつに入ってファイナルファンタジー14を遊ぶという目的がありました。なので、ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ(DX11)のベンチマークを走らせて快適に遊べるのかをチェックしました。
PCの設定はArmoury CrateというASUSの設定ツールで「Turboモード」に設定してベンチマークを走らせます。もっともCPUやGPUのパワーを引き出す設定ですが、消費電力が増えるし、排熱のためにファンの音が大きくなります。
FF14ベンチは設定をカスタマイズして走らせることができますが、細かいカスタマイズはせずプリセットで用意された「最高品質」と「高品質(ノートPC)の2つでテストしました。
最高品質で走らせて13159のスコアを記録できました。正直、11万前後のノートPCでこのスコアが出れば文句ないです。平均フレームレートも97出ていたので問題なし。ベンチマーク結果の判定でも「とても快適」と評価されていて十分に遊べそう。
高品質設定にすると、最高品質設定よりスコアが伸びるかと思いきや、13392という結果になりました。スコア差は233だけ。誤差の範囲という印象。いずれにせよ、リビングで寝ころびながらギャザラー&クラフターをするという目的には十分すぎるスペックという事がわかりました。
購入費用を抑えてゲーミングノートを購入したい方、ハイスペックのゲーミングPCを持っているけれど机に縛られずに遊びたいという用途でサブ機を探している方にお勧めのゲーミングノートPCです。インスタンスダンジョンやレイドも支障なく進めることができました。
ただ、ノートPCにありがちな冷却ファンが五月蠅い問題は発生します。この発熱によるファン騒音問題は高価格なノートPCを購入でも同じなので、そこは仕方がないかなと思います。3時間くらい遊ぶと、そこそこ熱くなります。
TUF Dash F15 FX516PMの良い点、悪い点
今回、TUF Dash F15 FX516PMを実質税込11万円台で購入できました。購入価格を考えると、かなりコストパフォーマンスは良いと思います。定価は税込で152,800円なのですが定価で買うとなるとコストパフォーマンスは少し微妙。悪くはないけれど他にも選択肢が出てきます。年末年始セールで格安購入できたけれど、13万円台で購入できれば満足できる製品かなと感じました。
どこの製品か分からないけど安いという製品ではなく、ASUSの認知度、ゲーミングノートの販売実績、本製品のデザイン等を加味して安心して購入できました。セールなどで13万円台以下で購入できるなら、コストパフォーマンスは抜群です。
ノートパソコンなのでファンの音、本体が熱くなる、耐久性という点では不安はありますが、それは30万、40万のゲーミングノートを購入しても同じ不安要素です。この製品のスペックが遊びたいゲームの要求スペックを満たしているのであれば変にハイスペック品を購入するのではなく、この製品を購入して3年後に後継機種に乗り換えるくらいの感覚で購入しても良いのではと思います。
単にコタツに入ってゲームをする端末としてだけでなく、ノートパソコンながら3画面を構成できる拡張性はデスクに座ってガンガン使うという場面でも快適に操作できるます。そうなるとキーボードも外付けになってくるので、本体のキーボードにPrintScreenがないという不満は自然と解消されました。
あとはノートパソコンあるあるの熱によるパーツ不良を少しでも予防するために冷却台に乗せて使うという方法で対処してやれば3年くらいは快適に使えるかなと思っています。