Pythonで文字コード指定して日本語を出力させる方法

Pythonの仕様としてASCIIを使って文字を認識しようとします。そのため日本語などのマルチバイト文字がプログラム中に含まれている場合、ASCIIで無理やり認識しようとして結果、エラーとなります。今回はそれを回避するための方法をシェアします。

文字コードを指定する

日本語などのマルチバイト文字をプログラム内で使用する場合には、プログラムの文字コードの指定する必要があります。Pythonのプログラムで指定できる文字コードには幾つかする医がありますので、詳細はリファレンス等をご確認ください。

日本語を利用するなら、UTF-8 を推奨

Pythonで日本語を利用する場合、指定する文字コードは「UTF-8」を指定しておけば良いです。日本語に対応している文字コードであれば何でも良いので「Shift_JIS)」や「EUC-JP」でもOKです。

MEMO
大文字小文字は区別されませんので「utf-8」などと記述することも出来ます。

文字コード指定の記述方法

プログラムの1行目、又は2行目に下記の記述をすることで文字コードを指定できます。

Pythonでコメント表記する記述パターン

Pythonは「#」をコメントとして認識するので、1行目、又は2行目に上記コードを記述したとしても、文字コードの指定としては認識されずコメント文として認識されてしまいますのでご留意ください。文字コードの指定は1行目か2行目で行う。これがPythonのルールです。

Unicodeを使う場合

日本語などのマルチバイト文字を利用する際には、Unicode文字列として記述する必要があります。Unicode文字列を利用する際には文字列の前に「u」を付与して記述します。

保存時の文字コード指定も忘れずに

プログラム内に文字コードの指定を記述しただけでは、NGなのでご留意ください。

作成したプログラムを保存する際、プログラム内で指定した文字コードと同じもので保存する必要があります。

Windows標準のテキストエディタであれば、「名前を付けて保存」を選択すると右下に文字コードを選択するプルダウンが表示されます。ファイル保存の際は、ここも忘れずに変更して保存してください。

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