貯金には方法や手段がたくさんあります。毎月決まった金額を貯金専用口座に移す人もいれば、貯蓄性がある保険に加入してお金を貯めている人もいます。実際にどの方法がもっとも貯金が貯まりやすいかは、その人の性格やライフスタイルや貯金に対する考え方によって異なるため、1つの答えで収まるものではありません。貯金できない人にはいくつか共通点があります。
貯金できない理由は別の所に!
としゆき
結果は行動した人のみに与えられることで、行動しなければ貯金もできないし節約だってできません。今まで貯金できなかった人が、方法や手段を知っただけですぐに貯金が貯まるケースはむしろ稀で、多くの人はどんな方法を実践しても結果的に挫折して貯金ができない状態に逆戻りしてしまっています。
どんな方法や手段を用いてもお金が一向に貯まらないのか?
そこには貯金できない人が共通して抱えている“ある問題”があるのです。問題をクリアにしない限り、どれだけ頑張ってお金を稼いだり、生活費を切り詰めて節約したとしても、手元にお金が残ることはありません。
つまり貯金ができない“本当の理由”を解消することが何よりもまずすべきことなのです。貯金できない人が抱えている8つの問題を明らかにするとともに、これらの問題を解決するために、まずすべき6つの行動についてお話ししていきます。もし現在満足に貯金ができていないのであれば、これからお話しすることのどこかに原因があるはずですので、最後まで読み進めていただき、自分が抱えている『貯金できない理由』を明らかにしてくだささい。
貯金できない人に見られる8つの特徴
生活費や娯楽費とは別に「あえて使わないお金」としてストックしておくお金が貯金です。お金を使わずに取っておくことができず、ついつい使ってしまうため、手元にお金が残らず結局貯金ができない人が多いのが現状です。そしてそうした人達は収入が多い・少ないに関係なくいます。
収入が少ないよりも多い方が生活に金銭的なゆとりが生まれますし、貯金に回すお金も作りやすいはず。にもかかわらず、あるだけお金を使ってしまい、手元には1万円も残らない『貯金できない人』がいるのです。貯金できない人がお金を貯めれない理由はいったい何なのか?その理由は次の8つの特徴のうち1つでも該当しているからではないでしょうか。
普段生活をしているとクレジットカードや光熱費の利用明細書が毎月送られてきます。これらは自分が今月どのくらい利用したかを表すもので、当然その月の支払金額も明記されています。
貯金できない人はこうした明細を見ることなくごみ箱に捨ててしまう傾向があります。特にこうしたお金を銀行から引き落とされるようにしている人は、これといった手続きをしなくても勝手にお金を支払っているため、今月いくらかかったかを知らなくても支払うことができるのです。
こうした明細を確認することで自分がどのくらい利用したかを確認することができます。光熱費でも明細を確認することがムダ遣いがあったかどうかを知る絶好の機会なのですから。明細に目を通することなく捨てることは、自身のムダ遣いを知るチャンスを自らの手でつぶしているのと同じことで、節約を改める機会も一緒にゴミ箱に捨てていることになります。こうした生活を続けて入れば、当然ムダ遣いが減ることもないですから、いつまだ経っても貯金ができないのです。
携帯電話やインターネットなどの通信費は年月が経つにつれて安価なサービスが出てくることも珍しくありません。その時に普段の使い方を見直し、プランを変更したり解約したりすることで、生活費を節約することができます。貯金できない人達はこうしたプランの見直しなどは一切行いません。理由はいくつかありますが最大の理由は「面倒くさいから」だと思います。
確かにわざわざショップなどに行ってプランを見直すのは手間ですし、説明を受けても何がいいかよく分からないと感じる人も多いでしょう。だからといって何年も前のプランのままだと、変更しただけで月々の支払いが数千円変わることも十分あり得ます。特にあまり携帯電話に関心がなく機種変更もろくにしていない人は、ずっと高いプランのままの可能性が高いです。こうした隠れたムダ遣いがあるのも貯金できない人の特徴です。
携帯サイトやWEBサイトの有料サイトや、郵送式レンタルDVDサービス、さらにはジムの会員費など、毎月お金がかかるサービスはたくさんあります。こうしたサービスを利用するのはいいですが、問題なのは使っていないサービスを解約していないこと。利用しているのであれば問題ないのですが、利用していないにも関わらず解約していなければ当然支払いだけは請求されます。しかもこうしたサービスのほとんどは解約の意思を伝えない限り手続してくれることはありません。
中には毎月300円から1000円といった比較的安価なものもあります。しかし「まあ安いし」といってそのまま放置した結果、総額で結構な額をムダに支払っていることに全く気付いていないのです。ひどい人だと、登録したことすら忘れている人。こうなると気づくまで延々とムダ遣いをすることになり、結果的にお金が手元に残らないのです。
最近は銀行だけでなくデパートやコンビニや駅にもATMがあり、キャッシュカードさえ持っていればどこでも簡単にお金を引き出すことができます。
しかしこうした利便性に甘えて、ついついおろしてしまうのが貯金できない人達の特徴です。確かにどこにでもATMがあることは、すぐにお金を引き出すことができますから、お金が無くなった時には非常に役に立ちます。ただし、これだけATMが多く設置されると、それだけお金を引き出すタイミングも自然と増えていきます。
昔は銀行まで行き、さらには窓口が開いている3時までしか引き出せなかったお金が、今はキャッシュカード1枚でどこでも引き出せようになった。これによって、貯金できない人は銀行にお金を預けていてもすぐに引き出せてしまうため、気が付いたらお金が無くなってしまうのです。
人は何かをする時に必ず目的が必要です。例えばダイエットでも健康のためとか夏に水着になっても恥ずかしくないためにとか。貯金も同じで、きちんとできている人は貯金をする目的がハッキリしています。
それがほしいものを買うとか、結婚や家を買うためとかなど、人によってさまざまではありますがこうした目的がないとどれだけ収入があっても貯金はできません。お金を貯めることに目的がないため、貯金をする意味を失い、お金を残しておく必要性がないからです。残した置く必要がないなら使ってしまう・・・結果貯金ができない、ということです。
クレジットカードはお金がない時にカード会社がひとまず立て替えてくれて、後日まとめて支払う金融サービスです。そのため、お金がなくても買い物ができてしまうため、カードで無計画な買い物をして支払いにくるんでいる人達がたくさんいます。
クレジットカードは今までカードで支払った金額を一括で請求されます。それまでにお金を用意しなかったらカード会社から最速の連絡やカードの差し止め、最悪ブラックリストに載ってしまいしばらくクレジットカードが作れなくなることもあります。
クレジットカードが原因で貯金ができない人は次の3つのどれかに疎い人です。
- カードの締日がいつなのか?
- 今月はカードでいくら使ったのか?
- いつがカードの支払日なのか?
貯金を始める際にほとんどの人がある程度計画を考えてから実行に移ると思います。毎月いくら貯金に回すのか?どこに貯金を保管しておくのかなどなど、大きな目標から細かいやり方まで考えることでしょう。
ここで貯金できない人は無理な貯金計画を考え、それを忠実に実践しようとします。例えば毎月手取りが20万円しかないのに10万円を貯金に回そうとか。貯金が1円もないことを焦り、貯金することを最優先にするのですが、こうした無理な計画は途中でとん挫するケースがほとんどです。
としゆき
誰にでもほしいものは1つか2つはあると思います。もちろんそれらを手にするためにはお金が必要なわけですが、貯金ができない人は手元のお金や予算を考えずに買ってしまいます。
ほしいものを買うこと自体に問題はありません。ただ「今必要なものなのか?」「買っても生活に支障をきたさないか」などといったことを考えずに己の欲求のまま買ってしまう傾向にあります。後先考えず、計画的にお金を使えないのも、貯金ができない人の特徴の1つです。
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そう考えると体の内側から変えて代謝を良くする事が大切だと思います。リバウンドとは衝動買いであり、脂肪とは心のゆがみ、美味しいものとは投資による収入であるとダイエットと貯金を紐付けて語られます。まずは生活の基礎となる自分の家計、家計簿の代謝を良くしていく方法を学びたい方にオススメの一冊です。