天王寺で買い物をしていたら、ふと目に飛び込んできた真っ赤な看板。あべのHOOP地下1階のダイニングコートに、あの人類みな麺類の創業者が手がける辛旨ラーメン専門店があると知り、思わず足を止めてしまいました。その名も「人類みな辛さが全て」。大阪の名店と札幌の辛い系元祖「らあめん新」がコラボした、令和の旨辛ラーメンを体験してきました。
「人類みな辛さが全て」は、大阪で行列の絶えない人気店「人類みな麺類」の創業者・松村貴大氏が、辛さに合う特製タレを開発して誕生させたブランドです。札幌で25年の歴史を持つ「らあめん新」とのコラボレーションにより、ただ辛いだけではない、旨みと辛みが絶妙に調和した一杯を実現しています。
2023年2月にオープンして以来、フードコートという気軽さもあって、若い女性やカップル、ファミリーなど幅広い層に支持されています。辛いものが苦手な方でも「辛さなし」が選べるので、同行者の好みを気にせず訪れられるのも魅力ですね。

あべのHOOP地下1階のダイニングコートに位置しており、赤を基調とした店舗デザインが遠くからでも目を引きます。注文は先払い制で、カウンターでオーダーして受信機を受け取り、呼び出しを待つフードコートスタイル。席数はダイニングコート全体でたっぷり確保されているので、お昼時でも比較的座りやすい印象でした。
近鉄「大阪阿部野橋駅」や各線「天王寺駅」からのアクセスも抜群で、ショッピングの合間やあべのハルカス観光のついでにサッと立ち寄れます。

メニューは大きく「30(サーティー)」と「50(フィフティー)」の2種類。50の方がより辛く、らあめん新の特製辛ペーストをしっかり使用しているとのこと。それぞれLevel 1〜3(さらに上のLevel Endも)で辛さを調整できます。
私は50のLevel 2を注文しました。丸みを帯びた白い器がおしゃれで、そこに映える真っ赤なスープが印象的。見た目のインパクトは抜群です。
まずスープを一口。確かに辛い。しかし、ただ辛いだけではなく、鶏ガラと野菜の旨みがしっかり感じられます。人類みな麺類のカエシが効いているのか、どこか甘みとコクも共存していて、思わず何度もレンゲを口に運んでしまいました。
麺はもちもちの中太ストレート麺。しっかりした弾力があり、スープとの絡みも良好です。具材は厚切りの炙りチャーシュー、粗挽き肉味噌、ネギ、ニラ、唐辛子など。特にチャーシューは脂身の甘みと肉のうまみが絶品でした。
食べ進めるうちに額にじんわり汗がにじみますが、不思議とまた食べたくなる中毒性があります。辛いものが好きな方はLevel 3やLevel Endに挑戦してみても面白いかもしれません。
「辛いラーメン屋なんて行けない…」という方もご安心を。このお店には「人類みな辛さはいらない」という辛さゼロのメニューも用意されています。マイルドでコクのあるスープに仕上がっているので、辛いものが苦手な同行者がいても一緒に楽しめるのが嬉しいポイントです。

フードコート形式だからこそ、グループ内でそれぞれ好きな辛さを選んで食べ比べができるのも魅力ですね。
店名:人類みな辛さが全て
住所:〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-30 あべのHOOP B1F フードホール
営業時間:11:00〜23:00(あべのHOOP Dining Courtに準ずる)
定休日:あべのHOOP Dining Courtに準ずる
アクセス:近鉄「大阪阿部野橋駅」、JR・大阪メトロ「天王寺駅」より徒歩すぐ
現地での雰囲気や詳細な感想は、私のGoogleMapレビューにもまとめています。場所の確認や他の訪問者の口コミとあわせて参考にしてください。
天王寺・阿倍野HOOPの「人類みな辛さが全て」は、人類みな麺類の創業者と札幌の名店がコラボした、旨辛ラーメンの新境地を体験できるお店でした。辛さのレベルを細かく選べるうえ、辛くないメニューもあるので、辛党からそうでない方まで誰でも楽しめます。フードコート形式で気軽に入れるのも嬉しいですね。
天王寺でのショッピングやお出かけの際には、ぜひ一度足を運んでみてください。皆さんはどの辛さレベルに挑戦しますか?
