ファンシーラットを飼う前に知っておくべき6つのこと

ファンシーラットという存在を知って飼ってみようと思ったけれど、インターネット上に日本語の情報が少なくて海外サイトを回って情報収集をしました。実際に2年間飼育してみて分かったのは、想像以上に賢くて愛らしいペットだということ。今回は、僕がファンシーラットを飼うにあたり調べた情報と実体験をシェアします。

Yukishi log 的まとめ

飼育難易度は低めで初心者でも安心してスタートできる

🐭 成体サイズは18-25cmでケージは大きめを最初から用意

寿命は平均2年と短いためペットロスも考慮が必要

🌙 夜行性で20:00-25:00が最も活発な時間帯

🧠 高い知能で名前を覚え、簡単な芸も習得可能

👀 視力は弱いが触覚・聴覚が発達している

💰 初期費用3-5万円で維持費も月1,000円程度とコスパ良好

ファンシーラットを飼う前に知っておくべき基礎知識

ファンシーラットの写真
実際に飼育しているファンシーラット

飼育の難易度は低い

ファンシーラットは最も初心者向けのペットの一つです。犬のように定期的な散歩を必要とせず、猫のように家の中を走り回らせるスペースを確保する必要もありません。

初期費用の目安

💰 ケージ: 10,000-20,000円

🛏️ 床材・給水器など: 5,000-10,000円

🍽️ フード・おやつ: 2,000-3,000円

🎾 おもちゃ・ハンモック: 3,000-5,000円

合計:約3-5万円で飼育環境が整います。

月間維持費について

📅 月間維持費:約1,000-1,500円

• フード代:500-800円

• 床材代:300-500円

• おやつ・消耗品:200-300円

毎日散歩をさせる必要はありませんが、できるだけスキンシップの時間を設けてあげてください。遊んでいると懐いてくれるので、もっと楽しくなってきますよ。

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成長したファンシーラットのサイズ

サイズスペック

📏 体長: 18cm-25cm

🐭 尻尾: 約15cm

⚖️ 体重: オス 450-650g、メス 350-450g

ケージを購入する際は、ある程度の成長を見越して大きめのケージを最初から購入することをオススメします。

推奨ケージサイズ

最小サイズ: 幅60cm × 奥行40cm × 高さ40cm

🎯 理想サイズ: 幅80cm × 奥行50cm × 高さ50cm以上

成長に合わせてケージを買い替えても良いですが、そんな事にお金を使うなら、ハンモックや歯を削るためのオモチャなど他の設備を充実させるために使ってあげてください。

としゆき

最初から大きめのケージを買った方が結果的にコスパが良いです。ファンシーラットは運動好きなので、広いスペースがあると活き活きしてくれますよ。

ファンシーラットの寿命

ファンシーラットの寿命は平均2年ほどです。ペットショップなどで販売されているファンシーラットは生後2ヶ月前後のものが多いように思います。

寿命に関する重要なポイント

📈 平均寿命: 2年

🎯 最長寿命: 3年以上生きる場合もある

👶 購入時期: 生後2ヶ月前後が一般的

平均寿命を大きく超えて、3年以上生きる場合もあります。人間と同じように個体差生活習慣の違いがあるので、概ね2年と捉えておけば良いでしょう。飼いやすく懐きやすい反面、犬や猫のように10年近く一緒に生活することはできません。

⚠️ 重要な注意点

寿命が短い分、繁殖力はとても高いです。オスとメスを混合して飼育した場合、爆発的に数が増えていきます。ブリーダーを目指すのではなく、あくまでもペットとして付き合いたいならオスとメスは分けて飼育することを強くオススメします。

ファンシーラットの行動パターン

海外のウェブサイトには日中も活動すると記載されているサイトが多い印象でした。日本国内のウェブサイトには夜行性で昼間は寝ていると書かれているウェブサイトが多かったです。

実際に飼って分かった活動時間

🌙 最も活発: 20:00-25:00

😴 お昼寝タイム: 12:00-19:00

🌅 朝の活動: 6:00-9:00(軽め)

残業で遅くなっても活発な時間に遊ぶことができるので、仕事をしながら飼うという場合にも大きな問題はないと感じました。

💼 会社員の方へ

平日は帰宅後の20時頃から遊んであげれば十分です。むしろ、その時間帯が彼らの活動ピークなので、タイミングがバッチリ合いますよ。

ファンシーラットの知能の高さ

知力が高く自分の名前を覚えます。うまく躾けると散歩中でも名前を呼ぶと戻ってくるようになるそうです。また、簡単な芸を覚えることができるらしく犬の知性に近いものがあると思いました。

実際に習得した芸

お手: おやつを見せると前足を差し出す

🔄 お回り: 指でくるくる回す動作に合わせて回転

👂 名前呼び: 100%ではないが、何度か呼べば戻ってくる

あまり長い名前をつけると覚えることができないので、一言で言える名前が良いそうです。我が家のラットは名前を呼んで100%の確率ではないですが、何度か呼べば戻ってくるようになりました。また、お手お回りを習得しています。

🎯 命名のコツ

• 2音節以内がベスト(例:モモ、ハル、ココなど)

• 濁音が入ると覚えやすい(例:ガン、ズン、ベラなど)

• 呼びやすく、愛着の湧く名前を選ぼう

ファンシーラットの感覚器官

ファンシーラットのアップ写真
触覚や聴覚が非常に発達している

視力について

視力はよくないです。ファンシーラットの目から見る世界は物の色や形がぼんやりとしているそうです。素早い動きではなく、ゆっくりと接してあげてください。素早く手を伸ばしたりすると警戒して噛まれる可能性があります。

優れた感覚器官

発達した感覚

🥢 触覚(ヒゲ): 非常に敏感で周囲の状況を把握

👂 聴覚: 人間には聞こえない超音波で仲間とコミュニケーション

👃 嗅覚: においで個体識別や餌の判別を行う

その反面、ヒゲなどの触覚聴覚が優れています。ファンシーラット同士の会話は超音波で行うので人間には聞こえません。

🚨 注意点

急に大きな音を立てたり、強い匂いのするものを近づけたりしないよう注意が必要です。

飼育開始前のチェックリスト

飼育環境の準備

ケージの設置場所を決める(直射日光を避け、風通しの良い場所)

必要な設備を揃える(ケージ、給水器、床材、フードなど)

近くの獣医師を探す(小動物を診てくれる病院を事前にリサーチ)

家族の同意を得る(アレルギーの有無も確認)

心構えの確認

2年という短い寿命を受け入れられるか

毎日の世話を続けられるか

ペットロスに対する心の準備はできているか

旅行時の預け先は確保できるか

まとめ:ファンシーラットは最高のコンパニオンペット

以上がファンシーラットを飼う前に知っておくべき最低限の知識かと思います。特に寿命は犬や猫などの一般的なペットと比べて、とても短いのでペットロス(ペットを亡くしたことによる飼い主の精神的ダメージ)なども考慮して飼い始める必要があります。

総合評価

👍 Good: 飼育コスト安、知能高い、懐きやすい、初心者向け

👎 注意: 寿命が短い、夜行性、視力が弱い

🎯 最適な人: ペット初心者、一人暮らし、集合住宅住まい

2年間という短い期間ですが、その分密度の濃い愛情を注ぐことができる素晴らしいペットです。正しい知識を持って飼育すれば、きっと素敵なパートナーになってくれるはずです。

としゆき

想像以上に愛情深く、賢いペットでした。短い寿命だからこそ、毎日を大切に過ごせたような気がします。ファンシーラットとの生活を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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