1分間スピーチなんて言葉はよく耳にしますが、寝不足が続いている時や昼食の後、急に眠気に襲われて仕事が手につかないこともしばしば…そんな時にたったの1分で、睡眠不足を解消するだけでなく、日々のパフォーマンスの向上につながる仮眠の方法があるそうです。
誰でも、いますぐ実践できることなのですが、意外とやっていない方が多いと思います。
大切なのはパフォーマンス
1日は24時間しかありません。この時間の切り貼りの中で睡眠時間を削って、何かに費やすこともあるかと思います。しかし、睡眠時間を削ってしまったがために、「パフォーマンス」が落ちているとしたら本末転倒じゃないですか?
夜中まで無理して起きて作業をしたけれど、眠くて集中できないなんて事では意味がないので、普段の睡眠の質を上げておくか、または仮眠してパフォーマンスを上げたほうが良いわけです。でも、寝過ぎたら更に本末転倒です。そこで1分間仮眠法の出番というわけです。
日々の睡眠不足を解消し、あなたの持っている力を最大限に引き出すためにも、1分と20分の「仮眠」を毎日の生活のなかに意識的に取り入れる方法です。少しでも眠気を感じたり、疲れを感じたり、パフォーマンスが落ちていると感じたら、積極的に仮眠を取ってしまいましょう。
としゆき
眠すぎてついウトウト寝てしまう睡眠はダメです。この仮眠法で大切なのは、自ら積極的に仮眠を取る事です。椅子に深く腰掛け、全身の力を抜いて、軽く目を閉じ、外界からの情報をシャットアウトします。
すると、脳のクールダウンにつながり、失われかけていた本来のパフォーマンスが取り戻せます。1回で効果が薄い場合は、時間を置いて繰り返し取るか、状況に応じて1分と20分の仮眠を組み合わせてみましょう。大切なのは、あなたが主体的に仮眠を取り脳を休息させることです。
眠ってしまいそうなくらい眠くなってからでは遅いのです。コツは、眠気をためてから仮眠を取るのではなく、眠気が来そうだと感じたら仮眠を取ることです。眠気をためてしまうと「睡眠慣性」が発動します。
「睡眠慣性」は非常に強力な眠りの使者です。よほど強靭な意志をもっている人でないかぎり、「睡眠惰性」に勝つことはできません。だからこそ、小さなうちに眠気を「先取り」するのです。
「回復した」「スッキリした」と言い聞かせる
仮眠をするときは、次のことを意識してみましょう。「眠ったらパフォーマンスが上がる」「私はたった1分で、質の高い睡眠が取れる」「私はいま回復している」こうしたポジティブなメッセージを、自分の潜在意識に向けて発信することでフラシーボ効果も加わり、仮眠の効果を最大限に引き出せるようになります。脳は、潜在意識に刷り込まれたメッセージが現実のことなのか、それとも目標や理想なのかは判断できません。とにかく脳はそれを実現しようと活動し始めます。
仮眠の質をどう考えるかで気分がまったく違いますよね。効くにしても効かないにしても、効くと信じて実践するほうがトクだと思いませんか? ぜひ騙されたと思って実践してみてくださいね。