ビジネスシーンで相手に何かを伝えるとき、「モノの言い方」で成否が決まることがあります。言葉の持つニュアンスの違いで、相手に与える印象が変わるからです。「モノの言い方」のストックは多ければ多いほど、状況に最適な選択ができるようになります。少しずつ、確実に増やしていきましょう。
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人に依頼をする場合のフレーズ5選
文字通り、相手にとって「無理なお願い」であることを承知のうえで使う依頼の言葉です。「無理を言いますが、特別な計らいをしてほしい」という意味なので、使えるのは信頼関係がある相手だけです。決して、初対面では使わないようにしましょう。
ここで言う「身勝手」とは、言い換えれば「わがまま」のこと。ビジネスでわがままは許されないことですが、あえてこう言うことで、へりくだってお願いしている気持ちを表現することができます。
何としても相手に依頼を聞いてもらいたいという時に使うフレーズです。「切に」は書き言葉で利用することはありますが、普段の会話で利用されることはまずありません。切羽詰まった状況を相手に伝えるのが狙いのフレーズです。
どうしても分かってほしい事情を相手に訴えるときに使うフレーズです。「この点だけは」と限定することで相手が承諾しやすくなる心理効果を狙って使います。
「実績がある」と言われれば、相手は悪い気はしません。いったん相手を持ち上げることで、多少無理な依頼であっても、相手も嫌とは言い難くなる心理効果を利用したフレーズです。
としゆき
今回は主な依頼表現を紹介しました。もちろん今回のフレーズ以外にも沢山の表現があります。今回の基本フレーズを使いながら、さらにボキャブラリーを増やしていくことで、どんなビジネスシーンにも臨機応変に対応できるビジネスパーソンとして成長を目指してみてはいかがでしょうか。
人に頼むのが苦手で一人でこなそうとしていつも疲れ果てています。ですが、このようなフレーズでお願いをするとスムーズに受け入れてもらえる可能性が上がるのですね。言い慣れないので始めは気恥ずかしさもあるでしょうが、これで仕事もスムーズに進むなら使わない手はないですね。