ベンダー資格はパソコンを使って受験するスタイルに変わりましたが、情報処理技術者試験は印刷した問題、マークシートや筆記による試験方式が採用されています。今回は僕が情報処理技術者試験に持っていく文房具セットの中身を紹介しながら文房具をレビューしてきます。
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情報処理技術者試験に持っていく筆記用具
持っていく文房具は上記ですべて。これ以外には受験票があれば試験中に困ることはありません。試験会場に向かう途中で写真を撮影して会場で慌てている人を見かけることがありますが、危険なので試験の1週間前くらいには撮影しておいた方が良いです。
スマホで撮影してコンビニの証明写真印刷機能でプリントすると財布にも優しいです。コンビニ証明写真のピクチャンなら3枚で200円。証明写真アプリでデータを作ってコンビニプリントすると4枚で40円で証明写真が撮れます。
としゆき
写真を盛りすぎて本人確認でNGにならないように気を付けて。
小型サイズなのにパカッと開くことができるので出し入れが楽なLIHIT LAB. の SMART FIT を使っています。試験中はペンケースを机上に置いておくことはできないので持ち運び用。ビニール袋に突っ込んで持ち運んでも良いけれど、忘れ物が無いか一目瞭然なペンケースなので忘れ物防止やストレスの緩和になります。
鉛筆が1本あれば試験を受験する最低限条件はクリアできます。が、ITシステムと同じでシングル構成だと障害が発生した際のリカバリに手間取って試験を継続できない可能性も出てくるので、クリティカルなアイテムは冗長構成にしています。
ここからは1つ1つの構成アイテムを目的別について紹介していきます。
- コクヨ 鉛筆シャープ PSーP100 0.9mm
- コクヨ 鉛筆シャープ TypeS P200 0.9mm
ITパスポート試験や基本情報技術者試験といったCBT方式になった試験以外は筆記とマークシートの組み合わせで回答する必要があります。以前はマークシート用の鉛筆や芯ホルダーを使っていましたが鉛筆削りを持ち歩くのが面倒だし、削りカスが汚れの原因になるので鉛筆シャープに乗り換えました。
コクヨさんが販売している鉛筆シャープをPS-P100はグリップ部分が三角形状で握りやすくグリップ力のある素材で軽量なので疲れずにマークしていくことができます。
鉛筆シャープのTypeS(PS-P200)はPS-P100よりもグリップ部が鉛筆に近い六角形の形状。ゴム素材なのでグリップ力もしっかりあります。見た目のスッキリ感はPS-P100に軍配が上がります。PS-200は消しゴム内蔵機構があったり、見た目もPS-P100よりシャープペンに近いデザインです。
鉛筆の代替として使うならPS-P100。太めのシャープペンとして使うならPS-P200がオススメです。この2本をペンケースに入れておくことでマークシート用のペンの冗長化を実現しています。塗りつぶす速度を上げることで問題と向き合う時間を長く取れるので考える時間を確保することに寄与してくれます。
替え芯に拘りはないですがプリンタのインクと同じく純正品がトラブルが少なくて安心です。年に2回の試験なので機材トラブルで失敗する事態を避けるためにも安心を買っておけば良いと思っています。
論述問題。いわゆる小論文問題の回答時に利用するシャープペンです。記号で回答したり800字で述べよといったマークシートではない問題に対応するため0.4mmと0.5mmのシャープペンをペンケースに入れています。
- ZEBRA TECT 2way 0.5mm
- ぺんてる GRAPHGEAR 1000
ZEBRA TECT 2wayはしっかりとした重心がグリップ部分にあって少し重く感じることもありますが、それが心地よくもある存在です。商品名の2wayは通常のノックして芯を出すだけでなく、本体を上下に振ることで芯を出す機構を採用していることに由来しています。
クルトガなどの芯が自動的に出てくる製品もありますが、昭和育ちの僕には筆記中にペンを手動回転させる癖があるので、クルトガを使うと永遠に太い部分を使い続けるという場合が生じるので芯を出す際は手動が好みです。
このZEBRA TECT 2wayの難点はグリップ部分に仕込まれた輪ゴム。ある時、ゴムが緩くなったのか溝から外れかけていたので引っ張って遊んでいたら遥か彼方に飛んでいきました。何年も使っているのでゴム素材の経年劣化は仕方ないですが残っているゴムもクルクルと回ります。グリップ部分がしっかり固定されないのは少し微妙です。
ぺんてるのグラフギア1000はグリップ部のゴム素材を外側ではなくスチール素材の内側に仕込んだ製品。どう足掻いてもゴムグリップが飛んでいくことはありません。軽量で扱いやすく、使わないときはペンの先端が内部に収納される仕組みなので落下などによる故障の可能性も低そうです。
ある程度の重さを感じながら書きたいとき、重さを感じずに書きたいときで2つのシャープペンを使い分けています。TECT 2wayは上下に振ったときに芯出し機構が内部で動く感覚が好きなので気分転換にシャカシャカして遊ぶこともあります。
- トンボ鉛筆 MONO
- トンボ鉛筆 MONO ONE
消しゴムは消せれば何でも良いです。学生時代からTombowのMONOシリーズを使っているので継続しています。マークシートの塗った箇所を消す場合、隣のマーク部分まで消してしまわないように先端の細いスティックタイプの消しゴムも入れています。形状で得意とする消し範囲は異なりますが、どちらも「消す」という実力には差がないです。
- CITIZEN Q&Q
目覚まし時計でも懐中時計でも何でも良いです。視認性が良くて安い腕時計を探して購入したのがCITIZENのQ&Qという腕時計。スマートウォッチは試験時に着用できないので試験中の時間管理のために机上において使っています。
基本情報処理技術者試験や応用情報技術者試験を受験している時は時間管理なんて不要だと思っていましたが、高度試験の場合は時間配分を意識して進めた方が良いです。論述の中身を考えることに時間を割きすぎて書き出しが間に合わないなんて事にならないように時計は用意しておいた方が無難です。
僕の場合はいろいろと持って試験会場に行きますが、鉛筆1本で合格することも可能なので(1本の場合は鉛筆削りは必須だけど)好きな文房具を持っていけば良いです。シャープペン1本と消しゴムだけで臨んでも良いですが、芯の残量だけは事前に確認しておいて損はないです。
試験なので合格することが目的。その目的を達成するために変なところで躓かないように準備しておいて損はないです。僕の場合は筆記用具は準備するけれど試験勉強に対する準備が不足しがちなので、そこの見直しは必要だなと思っています。