Pixel Watchを約1年使っていた僕が、バッテリー持ちに限界を感じてGarmin Venu 3へ乗り換えてから2週間。”買って良かった点/気になった点”を率直にレビューします。過去記事と同じく、”使ってみてどうだったか”というリアルな体験ベースでお届けします。
🔋 バッテリー持ちは実測9〜12日でPixel Watchから劇的改善
⌚ デザイン・装着感は軽量45gで24時間着用も快適
📊 ヘルスケア機能はBody Batteryや睡眠コーチングが充実
🎯 GPS精度はほぼ即位でPixel Watchより優秀
⚠️ 独自エコシステムでGoogle公式アプリは非対応
💰 価格は約60,000円でプレミアムスマートウォッチとしては妥当
⭐ 総合評価は4.3/5でバッテリー重視なら強くおすすめ
箱を開けると下記の物が同梱されています。保護フィルムやスペアバンドは付属しないので、必要に応じて別途購入がおすすめです。

⌚ Venu 3本体
ブラック/Slateベゼルモデル
📱 シリコンバンド
標準装着、サイズ調整可能
🔌 充電/データケーブル
USB‑A → Garmin 独自端子
📖 クイックガイド
日本語対応の取扱説明書
Venu 3は前モデルと同じ丸型ディスプレイを採用。ベゼルはアルミ合金で高級感がありつつ、重さは45 g(バンド込み)程度に抑えられています。24時間着けても睡眠時に気にならない軽さは◎。

1.3インチ/416×416 pxのAMOLEDは発色が鮮やかで、屋外の日差しの下でも視認性は良好。タッチ操作+右側2ボタンのハイブリッドUIは直感的で、ボタン長押しでクイックメニューを呼び出せるのが便利です。
特に睡眠関連はPixel Watchより詳細に測定可能。睡眠コーチングが日本語で読めるのも嬉しいポイントです。
Garmin公式値は最大14日間(スマートウォッチモード)とアナウンスされています。筆者環境(通知ON、HR常時、睡眠トラッキング、GPSワークアウト週3回30分)では、1日あたり 8–10 % 消費で9~12日での再充電ペース。Pixel Watchの1日弱から劇的に改善し、充電ストレスが激減しました。

下記のフィルムも試したのですが、本体とフィルムの接着が弱く廃棄となりました。
項目 | Pixel Watch | Venu 3 |
---|---|---|
バッテリー持ち | 24時間前後 | 1週間以上 |
GPS精度 | △(補足に数秒ラグ) | ○(ほぼ即位) |
ヘルス指標 | 基本項目中心 | Body Battery/睡眠コーチなど豊富 |
充電方式 | 独自のワイヤレス充電 | 独自USBケーブル(Garmin専用) |
🔋 充電頻度の低さ
最大の恩恵。旅行でもケーブル忘れを気にしなくてOK。出張時の荷物も軽量化できる。
🎨 AMOLED表示の美しさ
発色が鮮やかで屋外での視認性も良好。通知周りはWear OSがやや優勢だが、LINE/メール確認程度なら十分。
🎯 GPS精度の向上
ランニングやウォーキングの記録がより正確に。Pixel Watchで感じていた位置のズレがほぼ解消。
📊 詳細なヘルス管理
Body Batteryで疲労度を数値化。睡眠コーチングも日本語対応で実用的。
⚡ レスポンスの良さ
アプリ起動やメニュー切替がスムーズ。Pixel Watchより動作が軽快。
⚠️ Garmin独自エコシステム
Connect IQストア経由で多数のアプリ・ウォッチフェイスが追加できるが、Google公式サービスアプリは非対応。
🔌 充電端子が専用
USB‑Cケーブル付属だが、端子形状が専用のためサードパーティ製ケーブルの選択肢は限られる。
💳 決済機能の制限
Garmin Payは一部金融機関のみ対応。Google PayやApple Payほど汎用性がない。
🎵 音楽機能の違い
Spotify Premium対応だが、YouTube Musicなど他サービスは制限がある。
✅ 1回の充電で1週間以上使いたい人
毎日充電するストレスから解放されたい方に最適。
✅ ラン・ヨガなどライトスポーツを継続したい人
30以上のアクティビティモードで幅広い運動をサポート。
✅ 睡眠の質を数値化して改善したい人
詳細な睡眠分析とコーチング機能で生活習慣の見直しが可能。
✅ 健康管理を本格的に始めたい人
Body BatteryやストレスレベルなどPixel Watchにない指標が充実。
Garmin Venu 3の国内価格は約60,000円(税込)で、プレミアムスマートウォッチとしては妥当な価格帯。カラーバリエーションも豊富で、自分の好みに合わせて選択可能です。
💰 価格
約60,000円(税込・2025年5月現在)
📏 サイズ
45mm x 45mm x 12mm、重量45g
🎨 カラー展開
ブラック/Slate、ホワイゴールド/Light Sand、その他限定色
🔋 バッテリー
スマートウォッチモード:最大14日間、GPS使用時:最大26時間
💧 防水性能
5ATM(50m防水)+ 水泳対応
総合評価:⭐⭐⭐⭐(4.3/5)
バッテリー持ち: ⭐⭐⭐⭐⭐ – 実測9-12日は圧倒的。充電ストレスから完全解放
ヘルスケア機能: ⭐⭐⭐⭐⭐ – Body Battery、睡眠コーチングなど他社製品より充実
操作性・デザイン: ⭐⭐⭐⭐ – 軽量で美しいが、Googleエコシステムとの連携は劣る
GPS・運動機能: ⭐⭐⭐⭐⭐ – 測位精度が高く30以上のアクティビティに対応
コストパフォーマンス: ⭐⭐⭐⭐ – 60,000円は妥当だが、決済機能などを考慮すると一長一短
Pixel Watchから乗り換えて最も感じたのは、充電の呪縛から解放された開放感。ヘルストラッキングはさらに深く、通知も必要十分。バッテリーと健康管理を両取りしたい人には、Garmin Venu 3は最適な一本だと感じました。
特にITエンジニアとして夜勤対応やプロジェクト管理で不規則な生活になりがちな僕にとって、Body Batteryによる疲労度の可視化と睡眠コーチングは非常に実用的。44歳という年齢もあり、健康管理の重要性を日々感じている中で、データに基づいた体調管理ができるのは大きなメリットです。
一方で、Google Pay決済の利便性やGoogleアシスタントの音声操作を日常的に使っていた人にとっては、その部分での利便性低下は避けられません。自分の利用スタイルとGarminエコシステムの特性を理解した上で選択することが重要でしょう。
としゆき