尾道ラーメンと尾道スイーツを楽しむ尾道旅(2019年春)

帰省を兼ねて、広島県尾道市に行ってきました。今回の旅行プランとしては1日目は尾道、2日目は大久野島、3日目はゆっくり起きて昼頃の新幹線で大阪に戻るというプランでした。今回は1日目の尾道散策で得たオススメのポイントをシェアします。

ウサギの島(大久野島)を訪問する前に知っておくべきこと

2日目に訪れた大久野島については、別投稿にまとめましたので参考にしてください。

リニューアルオープンした尾道駅

新しくなった尾道駅舎

私が最後に尾道を訪れたのは約20年前だったと記憶しています。ホームは昔の雰囲気が残っていましたが、駅舎はスッキリと綺麗にリニューアルされていました。訪問の1か月前にリニューアルオープンしたばかりという事で、全体的にキラキラとしている感じがしました。

25歳くらいまで備後地方で過ごした私の個人的な感覚として、備後地方の人は浮気っぽいというか、目新しいものには群れるけれど、移り気で他に興味がわくとそちらに群れる習性があると思っています。オープンした頃の勢いが急激に収束していく感じ…いつまでも飽きさせない工夫がなくてリピーターを確保できず、収益が下がり、掃除や修繕などのメンテナンス費用が削られ、集客力低下の悪循環に突入する施設が多いと感じています。いつまでも綺麗な状態で保てるよう、しっかりと運営して欲しいと思います。

尾道駅舎を南側から

上の写真は尾道駅の駅舎を南側から撮影した風景です。綺麗になった駅舎の後方には、負の遺産とも呼ばれる尾道城が確認できます。遠目で見ると、それなりの見た目ですが、近くで見ると廃墟になっていました。尾道城は旅の後半で登場します。

尾道の渡し船

片道3分の海の旅

尾道駅に到着したのが午前10:00頃。昼食にはまだ早いので、尾道の名物のひとつでもある向島への渡船に乗船してみました。尾道駅の南側に広がる広場の端に向島行きの渡船乗り場があります。

昔は9つの渡船が営業していたようですが、2019年4月時点では3航路しか残っていないそうです。そのうち1つは土日祝日は人手不足により休業しているという事でしたので、土日祝日に利用できる渡船は尾道駅南側と、千光寺ロープウェイ乗り場の南側にある渡船のみです。料金は大人片道100円、時間にして数分の船旅です。

週末はサイクリスト乗船率が高め

尾道を起点とした、しまなみ海道サイクリングロードを楽しむサイクリストなのか、ロードバイクやクロスバイクと一緒に渡船に乗車している人が多かったです。

尾道ラーメン たに

尾道駅に最も近い尾道ラーメン

お店の前に到着したのは10:50頃。開店10分前の時点で20人程待っていました。ここでもサイクリングウェアの人がチラホラといて、サイクリストの聖地化されている印象が強くなりました。

この日のランチは、尾道ラーメンと白身魚フライの南蛮漬け風。ライスもセットでボリュームたっぷりです。注文時に「ライスの小盛」で希望を伝えれば、ライス少な目も対応してくれました。

1巡目では入店できず30分ほど待って入店。店内に設置してある券売機で食券を購入してテーブルで渡す松屋スタイル。日曜日ということもあってか、地元民というよりは旅行客という感じの人が多い印象。中には常連っぽい…と感じる人もチラホラといて、愛されている店だと思いました。

おやつとやまねこ

レモン風味の尾道プリンが美味しい

尾道プリンのお店として有名な「おやつとやまねこ」にやってきました。尾道駅から東に向けて線路沿いに商店街を5分ほど歩いくと、右手に見えるお店が「おやつとやまねこ」です。レトロな雰囲気に仕立てた小さな店内にテキパキと働く女性スタッフ3名ほどで営業されていました。変なアピールもなく、街に溶け込んでしまっているので行列が出来ていないと見落としてしまいそうです。

尾道プリンにはいくつかの種類がありますが、いちばんオードソックスなのはプレーンなプリンとレモンシロップの組み合わせです。レモンシロップが魚型の醤油入れに入っているのも面白いです。

としゆき

レモンソースとの相性バツグンで本当に美味しいよ!

ガラス製のプリン容器もかわいくて、お土産として自宅に持ち帰ってしまいました。

海を眺めながらアイス楽しむ「からさわ」

パリパリのモナカと甘すぎないアイスがベストマッチ

おやつとやまねこから商店街を南東方向に抜けると、海岸通りに到達することができます。瀬戸内のきれいな海を見ながらさらに東に進んでいくと、アイスモナカで有名な「からさわ」が待っています。

実はこのアイスモナカ、尾道市内のコンビニでも販売されているほどの人気商品です。

としゆき

懐かしいタイプのアイスです!

アイスモナカ以外にも自家製アイスクリームを用いたメニューがオーダーできます。天気の良い日には外にあるベンチで海を眺めながら、アイスモナカを食べるのも良いと思います。

サックと山頂を目指すなら!千光寺ロープウェイ

土日祝日は待ち時間の覚悟を

市街地から千光寺のある山頂付近までショートカットすることができるロープウェイが設置されています。片道3分で尾道の街並みを楽しみながら、サクッと山頂まで行くことができるのですが、この日は長蛇の待ち行列ができていました。

徒歩コースもあるけど、けっこうキツい

行列の整理をされていた方に、待ち時間を聞いたところ、1時間以上は待つ必要があるという話だったので、徒歩で登ることにしました。ロープウェイ乗り場の北側にある良神社の境内から山頂を目指せます。

数分登って振り返ると、地味に急な坂だということを実感します。さすが、坂の町「尾道」です。

猫の細道

徒歩で山頂を目指すなら必ず立ち寄りたい

ロープウェイ乗り場から北側に5分ほど登ると、猫の細道と呼ばれるゾーンに到着します。約200mの細い路地に、福石猫と呼ばれる作品や、路面に隠れた猫の顔など、猫好きにはたまらないゾーンになっています。

丸石に描かれた猫が可愛いです。ちょっと歌舞伎っぽさを感じる彩り。石の表面に生じたコケが時間の流れを感じさせます。

大きく育った観葉植物に埋もれそうな福猫石も…。

たくさんの福猫石が集まっているエリアもあります。

足元も見逃さないように猫を探してみましょう。

立ち入り禁止の廃墟施設「尾道城」

城再建運動に便乗して築城された尾道城

尾道城は歴史的な背景が全くない城です。1964年に当時全国的にブームだった、城の再建運動に便乗して作られた天守閣の見た目をしたコンクリート作りの博物館です。戦国時代や江戸時代には存在していなかった近代の建物です。

1990年代には閉鎖され現在は廃墟となっています。尾道城の前には朽ちて奇妙になった門番が立っていました。

今回の尾道旅は、商店街を経由した千光寺コースというメジャーなルートでした。これから尾道に旅行に行こうと考えている方の参考になれば幸いです。

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