Apple製品に現行のアルミ仕様が導入されるまえに展開されていたポリカーボネート時代のキーボードを引っ張り出してきました。2008年頃の製品なので、インターネット上でも情報は少なめ。
2019年8月時点で、中古市場では3000~4000円で取引されているようでした。今回はこのレガシーキーボード(M9270J/A)を、これから入手しようと検討されている方向けに特徴や使用感をシェアします。
Apple Wireless keyboard M9270J/Aの特徴
- 日本語JIS配列
- フルサイズキーボード
- ワイヤレス接続(Bluetooth)
- ポリカーボネート仕様
- 電源は単三電池4本
単三電池4本と言うと燃費が悪そうですが、1か月以上は余裕で電池交換不要な点と、ニッケル・水素蓄電池(eneloop)でも動作するのでランニングの面は安心です。
ワイヤレスキーボードの電源を入れると、MacBook ProのBluetoothデバイスに表示されます。MacBook Pro(2018)の場合、USBレシーバー不要で接続できました。
Mac Pro(2008)でもUSBレシーバー不要だったので、おそらくBluttooth接続可能なMacなら余計な機器を必要とせず接続できるかと思います。なお、初回接続時はペアリングが必要です。
うまく繋がらないってときは、Apple公式サポートページで対処を探してください。
参考 MacでBluetooth対応のマウス、キーボード、トラックパッドを使うApple公式サポートApple Wireless keyboard M9270J/Aの外観
裏面はこんな感じでプラスチックの透明感が心地よいです。
電源(単三電池)を開けるとこんな感じ。
10円などのコインでロックを解除して開ける仕組みです。最近のキーボードは単三電池1~2本で動作する製品が多いですが、このワイヤレスキーボードは単三電池4本。その分、若干本体は重たいです。
側面から見た図。
個人的には、この白色のキーと透明プラスチックの台座が織りなすカーブがすごく好きです。これを見ながらご飯が0.5杯食えます。初めて触ったMacがポリカードネート製だったせいか、これぞMacという感じがします。
見てください。この乳白色のキーボード。年代物なのに色焼けをほとんどしていない美肌。
この打鍵感は今どきのAppleキーボードでは味わえません。ただ、サイズや厚み、重さがしっかりあるので設置スペースは覚悟が必要。
JISキーボードのススメ
ここからは Apple Wireless keyboard M9270J/A の話じゃなくて、JISキーボード派の主張が続きます。USキーボード派の方は生暖かく流し読みお願いします。
最近はJISキーボード否定派が増えていますが、僕はJISキーボード派です。仕事でWindowsサーバを弄るときとか、ちょっと立ち寄った場所で借用するPCはすべてJISキーボードだし、家だけ英字キーボードって器用な使い方ができないのが理由です。
先日、「このグローバル時代に教育用PCに、JISキーボードを採用するなんて!!」という保護者?のツイートを見たけど、まだまだ会社から支給されるパソコンがJISキーボードって時代は続くと思うし、多くの学生はJISキーボードに慣れといた方が良いですよ。
それに、JISキーボードなんてグローバルじゃないって言うけれど、英字キーボードはUSだけじゃなく、UKキーボード(イギリス)だってあるし、ヒンディ語とかアラビア語などの各言語のキーボードは普通にあるからね。
「英語が社内共用語の会社に入社する予定だ。」という人はUSキーボードで良いです。他にもプログラミングを仕事、趣味にしているって人も英字キーボードを選択することで幸せになれます。なんたって、英字キーボードはスペースキーが長いから。
英語やプログラミング言語って、単語とか関数の区切りがスペースなんです。だからスペースキーを多用する事になる。だから英字キーボードはスペースキーが長いんです。日本語みたいにEnterキーを多用しないからEnterキーは小さくて問題ない。
逆に日本語を多用する人は英字キーボード(USキーボード)よりもJISキーボードが良いと思う。日本語って超頻繁にエンターキーを押すんです。変換して確定、変換して確定、そして改行。英文ライティング時のEnter使用率と比べたら雲泥の差。スライムとボストロールくらいの差はあると思う。
それでも英字キーボードが良いのなら、USキーボードではなく、UKキーボードを推奨したい。見た目はUSキーボードの雰囲気を持ちつつ、Enterキーもそこそこ大きい。