公衆トイレで見かける緑色の液体石鹸は大阪生まれ

学校や図書館といった公共施設だけでなく、企業のオフィスやショッピングセンターのトイレでも見かける緑色のハンドソープ。

物心がついたころから当たり前のように使っていると思いますが、このハンドソープの原料や商品名を知っていましたか?今回は、公共施設で見かける緑色のハンドソープについて情報をシェアします。

2つの液体石鹸

公共施設で見かける緑色のハンドソープは、シャボネット石鹸液、アルボース石鹸液のどちらかが利用されている可能性が高いです。この2つの製品がほとんどのシェアを持っています。

シャボネット石鹸液とアルボース石鹸液の比較

どちらも緑色の液体石鹸で殺菌・消毒ができる植物性石鹸であることに違いはありません。成分について比較していきます。

アルボース石鹸液 シャボネット石鹸液
成分イソプロピルメチルフェノール、K石けん素地、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、エデト酸塩、香料、イソプロパノール、緑201、緑204、黄4イソプロピルメチルフェノール、エデト酸塩、緑201、緑204、香料
効能皮膚の清浄・殺菌・消毒皮ふの殺菌・消毒・清浄
香りフローラルフローラル
製造株式会社アルボースサラヤ株式会社
所在地大阪市中央区大阪市東住吉区

成分的には、かなり似ていますね。どちらもイソプロピルメチルフェノールが主成分。このイソプロピルメチルフェノールは殺菌に効果のある成分で、ハンドソープだけではなく、歯磨き粉や制汗剤、消臭剤にも配合されている成分です。

着色料もほぼ同じ。アルボース石鹸液には着色料として黄色4号も使われているので、シャボネット石鹸液よりも少し黄色がかっているのかもしれません。どちらも大阪の会社という点は面白いですね。