警察24時系のテレビ番組を見ていると、「麻薬Gメン」とか「万引きGメン」っていう人たちが活躍していますよね。この「Gメン」って何だろ…って思ったんです。今回は、Gメンの意味と由来について調べたことをシェアします。
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日本で活躍するGメン
日本ではGメンと言えば、麻薬Gメン、万引きGメンの認知度が高いですよね。他にも民間の警備員(ガードマン)のことをGメンと呼ぶこともあるそうです。この中で、本来のGメンという意味を成しているのは麻薬Gメンだけ。万引きGメンや警備員は、本当の意味でのGメンではないんです。
警備員の事をガードマンと呼ぶことがありますよね。これは日本で造られた言葉なんです。警備員の該当する英語は、security guard、watchman、patrolmanなどと呼ばれています。
Gメンの意味と由来
麻薬Gメンと、他のGメンの違いは何なのか。そこにGメンの意味と由来を紐解くヒントがあります。
Gメンという言葉が現代でも使われる意味で世界で最初に使われたのは1933年と言われています。それまでは政府の役人を指してGovernment Man(政府の役人)と呼んでいました。1933年に逮捕されたマシンガン・ケリーがFBI捜査官の事をGovernment Manと呼んだことをきっかけに、アメリカ合衆国の連邦捜査局(FBI)特別捜査官の通称として利用されることになりました。これが現代に通じるGメンが誕生した瞬間です。
連邦麻薬取締局取締官や連邦保安官、連邦税務調査官など連邦捜査局に所属する捜査官は全てGメンと呼ばれます。逆に連邦ではない地方警察官はGメンとは呼ばれません。
メン・イン・ブラックや、ダイ・ハード、パラサイト・イヴに登場するニューヨーク市警察は、自治体警察なのでGメンではないということになります。
連邦捜査局(FBI)特別捜査官は、日本の特別司法警察職員に相当します。つまり、労働基準監督官、麻薬取締官(厚生労働省職員)、海上保安官(海上保安庁職員)、警務官(自衛隊)などが「Government Man」であり、Gメンと言える存在です。
Gメンの意味と由来のまとめ
今回の内容をまとめると、下記のような感じになります。
- Gメンは、Government Man(政府の役人)が由来
- 現代では、アメリカ合衆国の連邦捜査局(FBI)特別捜査官の通称
- 民間の保安員・警備員は本来のGメンではない
GメンのGは正式には政府を意味していることを知って、思ったよりも規模がでかい言葉なんだなと思いました。そして警備員は本来の意味でのGメンではないと知り、さらに驚きです。
びわすさん。コメントありがとうございます。GメンのGが政府を意味しているって知っている人って意外と少ないと思います。定期的にGメンを取り上げたテレビ番組が放送されていますが、登場しているタレントの皆さんも理解せずにGメンという言葉を使っているかも。もし会話の中でGメンが話題になることがあれば、豆知識的に披露してみてはいかがでしょうか。
Gメンが本来の意味で使われているのって麻薬 Gメンだけだったんですね!初めて知りました。よくテレビで見る万引きGメンの印象が少し変わりました。
Miyaoさん。コメントありがとうございます。GメンがGovernment Manの略だなんて、万引きGメンの番組を見ているだけじゃ気がつかないですよね。しかしながら、万引きGメンという言葉を正そうとしても難しいもの事実です。万引き捜査官かな…と思ったのですが「捜査官」は専門的な技能を持つ警察官を刺す言葉のようです。強いて名付けるなら万引き警備員になりそうです。なんだか違和感がありますね。