各社が提供している低速モードの中でも突出して早い速度を謳っている楽天モバイルのスーパーホーダイプラン。UQモバイルやその他格安SIMが300Kbps以下に制限するところ、楽天モバイルは1Mbpsの低速モード(使い放題)を謳っています。今回は楽天モバイルのスーパーホーダイプランがどの程度の速度を出せるのかを実測してきたのでシェアします。
格安SIM各社の低速モード(速度制限)時の速度
- 楽天モバイル – 1Mbps
- UQモバイル – 300Kbps
- その他の格安SIM業者 – 200Kbps以下
各社が謳っている速度制限を見ると、楽天モバイルのスーパーホーダイプランに追従できる競合はいません。今回は、この最高1Mbpsにどれだけ近い数字がでるかという点に注目です。
楽天モバイル スーパーホーダイの通信速度
今回は大阪府大阪市中央区にある大阪ビジネスパークのとある大阪城を眺められるビル内で測定しました。通信速度の測定にはGoogleの提供するインターネット速度テストを利用しています。
ダウンロードで1.38Mbpsという結果が出ました。高速モードはOFFなので最大1Mbpsというのが公称値よりは良い速度が出ています。
高速通信OFFの10倍近い19.2Mbpsが出ました。ストレスなく利用できる速度です。
いつも持ち歩いているSpeed Wi-Fi NEXT W05(GMOとくとくBB WiMAX2+ ギガ放題)に接続して計測。ダウンロードで28.9Mbps。
高速通信OFF(使い放題設定)でも、この速度が出ているときは、スマホでインターネットサイトやyoutubeなどを閲覧してもストレスなく閲覧できます。1Mbps以上で通信可能な時は、テザリングしてパソコンを使うというレベルも快適とは言えませんがギリギリ耐えれるレベル。
12:00から13:00での計測なので高速通信OFFの速度制限下でどれだけの速度がでるのかという検証です。
0.18Mbps。最大300kbps(=0.3Mbps)なので、論理的最大値の60%くらいが出ています。ページの読み込み時間を我慢しながらウェブブラウジングできますが、ストレスは必ず感じるレベルです。アプリやファイルのダウンロードは絶望的です。
2.35Mbps。11:00台の19.2Mbpsからかなりの劣化を感じます。軽量サイトならウェブブラウジングはOK。重めのサイトならストレスを感じるレベルです。アプリやファイルのダウンロードも進んでやりたくはないレベル。有料な通信なのに遅すぎ。使い放題の恩恵はあるものの、ちょっと低すぎ感を否めません。
29.0Mbps。11:00台と変わらない速度が出ています。安定した速度。一部サイトでは、楽天モバイル スーパーホーダイプランを契約すればモバイルWi-Fiは要らない!と言っていますが、ストレスなくテザリングするならモバイルWi-Fiは必須です。
高速通信OFFの速度制限の解放後に11:00台と同じような速度がでるのかという検証です。
1.38Mbps。11:00と同じ数値が出ました。理想以上の数値です。
5.02Mbps。12:00台の2倍は出ていますが、まだ遅いですね。高速通信OFFの状態での通信は11:00と同じ数値になったのに、ONにした通信はまだ遅い状態が継続しています。
1.93Mbps。公称制限値の2倍近くでてます。
2.44Mbps。高速通信OFFとの差は0.51Mbps。この差なら高速通信をOFFにして無料の使いたい放題を使います。
41.0Mbps。文句なしです。
1.16Mbps。若干下がりましたが、公称値よりは出ています。
2.54Mbps。有料通信としては早くないです。むしろ遅い。ただ、ウェブサイトの閲覧には支障ないです。
24.2Mbps。正直、20Mbps以上なら何の不満もないです。楽天モバイルの10倍の速度が出ています。
0.45Mbps。通信制限時間帯なので流石に遅さを感じます。それでも0.45Mbps。他社の通信制限環境よりは格段に速いです。
1.36Mbps。ピーク時間なのは分かりますが、有料データ通信としては非常に不満足です。
18:00台でも35.6Mbpsを維持。3日で10GBの条件で使い放題というプランにしては高性能。高いコストパフォーマンスを見せてくれます。
1.31Mbps。いい感じの速度に戻ってきました。
もはや高速通信ONの意味が分からない速度です。1.96Mbpsしか出ていない。楽天モバイルだけで運用するなら、12:00台、18:00台以外は高速通信OFFで問題ないレベルです。そう考えると良心的なプラン。
夜になって速度が落ちてきましたが、28.1Mbpsをキープ。WiMAX2は1日を通じて利用に不満を感じることはありませんでした。
楽天モバイルのスーパーホーダイは早いか?
11:00には19.2Mbpsの速度が出ていましたが、その後は伸びず楽天モバイルの通信速度はあまり早くなかったです。高速通信OFFでもONでも体感としては差を感じない時間帯もありました。が、高速通信をOFFにしていても、ウェブブラウジングが大きなストレスなく出来るというのは非常に大きなメリットです。
以前、auのLTEプランを利用していた際には、契約している7GBを超過すると、絶望するほどに通信できない仕様でした。それに比べたら最安の2GBプランで使い放題を実現している楽天モバイルを利用するメリットは高いです。
僕と同じように外出先でパソコンをインターネットに接続したいという方は、楽天モバイルをテザリング利用するのではなく、とくとくBB WiMAX2+ギガ放題を併用することをオススメします。
楽天モバイルのスーパーホーダイSプランに WiMAX2+ ギガ放題を契約した方が幸せになれます。 スマホとモバイルWi-Fiで月額5,000円。 キャリアで通信データ量の大きいプランを契約するよりも安価で運用できます。
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