『神・時間術』を3週間実践してみた正直な感想 – ITエンジニアの時間管理術改革記

『神・時間術』を3週間実践してみた正直な感想 - ITエンジニアの時間管理術改革記

「人の4倍仕事して、2倍遊ぶ」という衝撃的なキャッチコピーに惹かれて手に取った樺沢紫苑氏の『神・時間術』。ITエンジニアとして、そして副業ブロガーとして、常に時間に追われる日々を送っている私が、本書の内容を3週間実践してみました。

Yukishi log的まとめ

🌅 朝のゴールデンタイムは本当に集中力が違う

🎯 集中仕事と非集中仕事の分類が効果的

💪 運動とリフレッシュの重要性を実感

⚠️ すべてを完璧に実践するのは現実的ではない

部分的でも取り入れる価値は十分にある

なぜ『神・時間術』を読んだのか

最近、英語学習や資格取得、ブログ執筆と、やりたいことが増える一方で、時間が全然足りないと感じていました。特に副業でブログを書いている身としては、本業とのバランスを取りながら効率的に作業を進める必要があります。

そんな時に出会ったのが、精神科医である樺沢紫苑氏の『神・時間術』でした。医学的根拠に基づいた時間管理術ということで、これまで読んできた時間術本とは一味違うアプローチを期待して読み始めました。

神・時間術の核心となる4つの原則

本書では、時間を「時間×集中力」の2次元で考える独自のアプローチを提案しています。

原則1:集中力を中心に時間を考える

仕事を「集中仕事」と「非集中仕事」に分け、集中力が高い時間帯に重要な作業を配置する考え方。これまで漫然と「忙しい」と感じていた状態から、戦略的に時間を使う意識に変わりました。

原則2:朝の時間を最大活用する

起床後2〜3時間は「脳のゴールデンタイム」。この時間帯の価値は夜の4倍とのこと。実際に試してみると、朝のコードレビューや技術記事の執筆は、夜に比べて明らかに効率が良いことを実感しました。

原則3:適切なリセット術

集中力は有限のリソース。適切にリセットすることで、1日を通じて高いパフォーマンスを維持できるという理論です。

原則4:夜の時間をリラックスに充てる

夜は覚醒系の作業を避け、リラックスして翌日への準備をする時間として位置付けています。

3週間の実践記録

Week 1:朝のゴールデンタイム活用

実践内容

6:00起床(従来より1時間早い)

📚 朝食後の6:30〜7:00を英語学習に充当

✍️ ブログ記事の下書き

結果: 朝の集中力の高さには正直驚きました。普段なら途中で辛くなる英語アプリを毎日30分から1時間続けることができました。ただし、早起きに慣れるまで3日ほどは辛かったのも事実です。

Week 2:集中仕事と非集中仕事の分類

実践内容

🌅 午前: 設計書作成、コードレビュー、技術調査

🌞 午後: メール返信、定例会議、雑務処理

🌙 業務後: ブログ記事の画像作成、SNS投稿

結果: 作業効率が明らかに向上しました。特に午前中に集中力を要する作業を固めることで、「今日は何も進まなかった」という感覚がなくなりました。同僚からも「最近、作業が早いですね」と言われるように。

Week 3:リフレッシュ術の導入

実践内容

🚶 昼休みに10分の散歩

💪 夕方に15分の筋トレ

📱 就寝1時間前からスマホ操作の抑止

📖 寝る前の読書タイム

結果: これが一番効果を実感した部分です。特に夕方の軽い運動後は、頭がスッキリして夜の作業効率が格段に上がりました。また、寝る前のスマホ断ちで睡眠の質も向上した気がします。

ITエンジニア視点で感じたメリット・デメリット

メリット

技術学習の効率化

朝のゴールデンタイムでの技術書読破スピードが2倍以上に。新しいフレームワークの習得も格段に早くなりました。

コードレビューの質向上

集中力が高い午前中にレビューを行うことで、これまで見落としていた問題点も発見できるように。

副業との両立がスムーズ

明確な時間の使い分けができるようになり、本業に支障をきたすことなくブログ執筆時間を確保できました。

デメリット&課題

⚠️ チームワークとの兼ね合い

個人の最適化だけでは限界があります。急な会議や障害対応で計画が崩れることも多々ありました。

⚠️ 完璧主義の罠

本書の内容をすべて実践しようとすると、逆にストレスになることも。8割できれば良いという気持ちの切り替えが必要でした。

⚠️ 環境への依存

在宅勤務なら実践しやすいものの、出社日や出張時には適用が困難な部分もあります。

副業ブロガーとして特に役立った部分

📊 時間の見える化: これまで「何となく忙しい」状態だったのが、具体的にどの作業にどれだけ時間を使っているかが明確になりました。

エネルギー管理の概念: 時間管理だけでなく、エネルギー(集中力)の管理という視点は目から鱗でした。疲れた状態でブログを書くより、朝の集中力が高い時間に書く方が圧倒的に質の高い記事が書けます。

🔄 習慣化のコツ: 小さな変化から始めて徐々に拡大していく手法は、新しい習慣を身につけるのに非常に効果的でした。

現実的な取り入れ方

本書の内容をすべて実践するのは正直難しいですが、以下の3つは比較的取り入れやすく、効果も高いのでおすすめです。

今すぐ始められる3つのポイント

🌅 朝30分早起きしてみる: いきなり1時間早起きは挫折しやすいので、まずは30分から。この時間を重要な作業に充ててみてください。

🎯 作業の分類を意識する: 「今やっている作業は集中仕事?非集中仕事?」を意識するだけでも、時間の使い方が変わります。

📱 スマホとの距離を置く時間を作る: 完全にやめるのは難しくても、集中したい時間やリラックス時間にスマホを別の部屋に置くだけで効果があります。

まとめ – 時間術の本質は「選択と集中」

『神・時間術』を3週間実践してみて感じたのは、時間術の本質は「選択と集中」だということです。限られた時間とエネルギーを、本当に重要なことに集中して投入する。そのための具体的な方法論が、この本には詰まっています。

この本をおすすめしたい人

💻 ITエンジニア: 朝の時間活用と作業分類は確実に効果を実感

📝 副業している方: 本業との時間の使い分けが明確になる

時間に追われている方: 戦略的な時間活用法を学べる

📚 学習効率を上げたい方: 集中力を最大化する方法が満載

完璧を目指さず、自分の生活に合う部分だけでも取り入れてみることをおすすめします。

としゆき

時間は有限だからこそ、賢く使いたいものですね。それでは、今日も良い Time Life を!

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