ビジネスシーンで求められる能力は様々ですが、大きく分類すると3つのジャンルに分けることができます。今回は、その3つのジャンルと、それに属する能力についてご紹介します。
対人能力(ヒューマンスキル)
- ビジネスマナー
- ビジネスルール
- コミュニケーション力
- 交渉力、折衝力
- 総率力、リーダーシップ
- 人脈力
知識があるだけでは組織は動きません。会社は異なる世代、考え方の人間による組織であるうえに、上司、先輩、同僚、後輩、取引先といった様々な人間関係から成り立っています。
組織で人を動かすためには、戦略的な対人能力を身につけることが重要になってきます。さらには、自分自身が魅力ある人間になるための努力を忘れてはいけません。
課題形成能力(コンセプチュアルスキル)
- 情報分析力
- 発想力
- 企画力・プレゼン力
- 計数能力
- 決断力
新入社員時代は、与えられた仕事を確実にする「受け身」の姿勢で様々な仕事を知る段階ですが、キャリアを重ねるにつれ、課題の発見、解決やビジョンを提示する能力が求められるようになります。
課題形成能力は実践を通じて習得し、鍛えられる能力です。たくさんの悩みや努力が成長を促してくれることでしょう。
実務専門知識(テクニカルスキル)
- 業務・技術知識
- IT知識
- 外国語能力
資格取得を目指して勉強するなど、ビジネスをリードしていくには常に向上意識を持ち続けることが大切です。実務専門知識を極め、その道のプロフェッショナルになることは重要です。
しかし、ビジネスシーンでは「対人能力」「課題形成能力」をないがしろにできません。知識だけではなく、的確に判断し、人を動かすなど、総合的な能力が必要とされています。
としゆき
ビジネスシーンで必要とされる能力は一朝一夕に身につくものではありませんし、書籍や勉強会に参加するだけで身につくものではないよ。
しかし、普段の業務で見落としていたことを再発見する機会につながるので、気分転換に書籍や勉強会に参加することは有意義です。何がベストなのかを日々考え、業務に邁進し、時には外からの刺激を受け新しい発見をする。このサイクルが確立できればビジネスでの成功は遠い未来の話ではなくなるでしょう。